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難産時代の自然分娩~~それでもなぜ自然分娩か?~~

 昨日、宮城県立こども病院で、大野明子先生の講演会があり、鍼灸師の椎名さんと参加してきました。

嘱託医の結城先生もおいでになっていました。

 「分娩台よさようなら」で有名な明日香医院の大野先生です。

 とも子助産院の設計前に、スタッフ助産師と見学に伺いました。10年以上前のことです。数年前にガイアシンフォニーの上映会が宮城大学でお会いした時は、伊藤のアルトで仙台駅までお送りしました。

 ミーハーなので、講演後、早速本を購入して、サインの列に並ぶと、なんと覚えていて下さって、大感激。

 難産時代・・・すごいタイトル。

 結婚年齢が、どんどん遅くなって、もはや平均初産年令は、30歳超え。25超えても独身の女性をクリスマスケーキと中傷したり、30歳以上の妊婦さんのカルテに(マル高)のハンコを押してた時代は、そんなに前のことでもないのに、産み時といわれる20代の妊婦さんにめっきりあわなくなってしまいました。(現在の高齢初産の定義は初めての出産時35歳以上)

 そういう私も、29歳で結婚したものの妊娠経験なく40代後半を迎えています。私たち20代の頃って、いったい何やってたんだろう・・・?みんな忙しすぎるし、やり直しができにくい建前優先の世の中の風潮・・・。 もちろん、人生の幸せの形は色々で、年金が崩壊しようが、経済規模が小さくなろうが、知ったことじゃないよ~って気もするけど、お母さんになりたいなあという人には、気持ちよく安全にお産してほしいし、のびのび安心して子育てしてほしい。それには、ビビっときた人とさっさと結婚して、どんどん産んでね。そんなこと、人にはいうけど、我が身に置きかえると、そう簡単な事ではありません。

 子供を産んだ女性が、学校や職場にすんなり帰っていける仕組みと、シングルや収入が少なくても安心して出産や子育てできるしくみがないと、この先も、初産年齢どんどん上がるし、少子化も進むに違いない。

 ま、人が減るっていうのも、そう悪いことばかりじゃないと思うんだけど、若い人たちが、余計な心配を抱えずに、恋して妊娠して、気持ちよく産んで、安心して育てられる世の中になってほしいなあと思ったのでした。

 テレビも新聞も、領土問題やら、オスプレイやら、物騒な話ばかり。赤ちゃんと子供のことを、もっとニュースにしてほしいなあ。


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