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ブログ 母乳カテゴリー

子連れ出勤

常時、スタッフのだれかが妊娠し産後間もない女たちが、元気にはたらいている助産院です。

熊谷助産師の娘(第3子・3歳)が、母乳を立ち飲み中。その横のクーファンの中でベビー(第4子)が授乳の順番待ち。

近藤助産師の息子君(第3子)は、診察ベッドの上で、母さんが電話相談にこたえているのを聞いている・・・。

その後ろで、双子含む3児のハハ、三宅助産師が、中学生のハハをしている早坂助産師となにやら打ち合わせ中。

子育てキャリアがこれほど役立つ職場は他にあろうか・・・?

現実味満点の母乳育児相談・・・、子沢山ほど、尊敬される職場です。


雪の日の妊婦健診風景

ほんとに、寒いですね~~。

ママたち毎日、忙しいけど助産院に来た時くらいのんびりしていってくださいな。

足湯が気持ち良いです。

妊婦健診に来たお母さんが、黄色のあむあむオッピを買って下さいました。

妊娠中も、上の子に授乳を続けているママも多いけど、このママもその一人。

「の毛糸おっぱいで寝てくれたらいいんだけどなあ・・・。」と淡い期待をしつつ、お兄ちゃんたちと交渉中。


母乳準備教室

今回の母乳準備クラスは、伊藤が担当。

寒~い日でしたが、野村コミュニティーセンターの和室はお日さまがいっぱい入るので、気持ちよくおしゃべりができました。

毛糸のおっぱいも大活躍。

伊藤は、おっぱいの話をしだすと止まらない習性があるので、妊婦さんたちのトイレタイムを気にしながらも、2時間みっちり。

いや~、まだまだ伝えたいことがあるのだけど、あとは産まれてから、個別にご相談ください。

2月22日の利府・たかだことも医院での母乳クラスも、伊藤が担当予定です。

お近くのかたはおいで下さいませ~。


母乳とくすりのハンドブックのご紹介

 すっかり寒くなりましたね。今年も、

「薬をのんだので、『母乳を飲ませないで』と言われたので、やめてたらおっぱいが痛くなっちゃって助けてください。」と電話がかかってくる季節になりました。(^_^;)

ああ、冬だなあ・・と思います。

「風邪薬飲んでも、母乳あげられるよ~。帝王切開のときは、抗生剤・痛み止め・麻酔薬・消炎剤・消化薬・・・いろいろ薬を使うけど、おっぱいげるでしょ~。乳腺炎のときだって、病院に行くとでるのは、同じような処方だよ~。呼吸器に炎症があるのが風邪、おなかに炎症がきてるのが腸炎、おっぱいに炎症があるのが、乳腺炎。基本となる処方はおんなじ。たま~~には母乳をあげられない薬もあるけど、そんなのめったにないんですって。マッサージになんかこなくていいよ。あかちゃんに飲ませちゃいなよ~。楽になるよ。」な~んて、電話相談を日に何度もしています。

 処方した医師は、『薬飲んでる間は、母乳休んでね。』と気軽に説明するんでしょうけど、授乳中のママにとって、授乳の一時中断は、乳腺炎への新たな困難のはじまりであり、断乳への道です。

薬の説明書にも、「妊婦と授乳婦への安全は検証されていません。」と必ず書いてあるので、薬剤師さんも同じような説明をして薬をくれます。

妊婦さんや授乳婦での実験はできませんから、データがなくても当たり前です。

 風邪は治っても、うったい性の乳腺炎を発症します。

どうして、「急に授乳を中止したら、乳腺炎になるので母乳は搾乳して捨ててくださいね。」とか言ってくれないのかなあ。

しかも、風邪のウィルスに効く薬は、まだこの世にないはずなので、はんとうにその薬のおかげで風邪が治ったのかも定かではなし・・・・。

母乳と薬の本は、これまで英語の論文や何万もする高価な本しかなかったのですが、最近、大分県地域保健協議会が300円という画期的な値段で出版してくれました。

しかも、ネット上で無料公開しています。大分県、素晴らしい。えらい!

母乳とくすりハンドブック

安全か、危険か?の二者択一とはなりませんけど、

多くの薬は授乳しながらでも飲めるのがわかります。

日本人は、お薬が大好きで、病気すると飲まなくちゃいけない気になってますけど、

本当にその薬で回復したのか?実は治る時期が来て治ったのか?考えさせられるような話がいっぱいあります。

最近は、ジェネリック医薬品がおおくて、商品名を聞いただけでは、なんの薬かわからなくて、相談されても答えようもないケースも多くあります。

ただ言えることは、すべての医師と薬剤師が、母乳にくわしいわけではないってことと、「薬をのんだら、授乳禁止ってわけではない。おおくの薬はのんでも授乳できる。」ということです。

お母さんの健康は、何より大事ですから、母乳をやめてでも、飲まなくてはいけない薬もあります。

繰り返しますが、母の健康あっての母乳育児。本当に必要な薬は処方通りに飲んで元気になってください。ママの命が大事です。

癌の薬や精神科の一部の薬、ホルモン剤などです。長~くのみ続けなくてはいけないもの、飲んだら眠くなるものは、授乳には適しません。

その他は、「麻薬と抗がん剤以外は、たいがい大丈夫じゃないの?」といわれています。

そのぼんやりした話しをちゃんと本にまとめて、大分県は本当にえらいと思います。

大分県知事は巻頭言で、「授乳中の母親の不安の軽減につながり、『子育て満足度日本一』の実現の一助となることを祈念します。」と書いておられます。

きっと、いい人なんだろうなあ~。

すてきです。

ちなみに、インフルエンザ予防接種、妊婦も授乳婦も受けられます。

みなさん、受けましょうね。


母乳育児を続けよう!

母乳から放射能が検出されたという報道がありました。

ママたちはどんなに不安に思っていることでしょう。そしてご家族も、「その母乳、大丈夫なの?」な~んて、いっているんだろうなあと思います。

先日は、「助産院にくるときにのったタクシーの運転手さんに『放射能が降っているときに赤ちゃんを連れだすのは心配だね~』とおこられた~」と言っていたママもいました。

(運転手さんは怒って説教していたわけではなく、なんとなく挨拶代わりの話題にだしただけじゃないかなあ・・とは、思うのですが・・。)

結論からいうと、大丈夫。

母乳のママは自信をもって飲ませて下さい。

被爆していない母親が出す母乳には、放射能は入っていません。

もし危険なレベルの放射能が母乳からも出ているなら、粉ミルクを溶く水もすでに汚染されているはず。

ヒトは哺乳類です。わが子を母親の乳で育てるようにできているのです。

どこで作られて、どこで保管されていたか、すぐにはわからない既製品より、製造元も材料も、すべて明確な出来立ての母乳の方がずっと安全です。

ママが食べてないものは、母乳に入っていません。放射能汚染された食品は売られていないし、高汚染地域は避難済みのはず。

ユニセフのふれあいブックには、「おっぱいが出ていなくても、乳房をふくませるだけでも、ふれあいになります。母乳育児をつづけましょう。」と書かれていました。

海外で核実験が盛んだった1960年台の日本の放射能量は、今とは比べ物にならないくらい高かったそうです。

それでも特に報道もされずに、私たちはのんきに育ってきました。

チェルノブイリでは甲状腺などの一部のがんが増えたそうですが、それ以外の病気には差がなかったそうです。

もともとヨウ素が不足している地域だったこと、事故が隠されたことが、原因として考えられるそうで、今の日本の状況とは違います。

日本は島国。海藻をよくたべているので、ヨウ素の過剰摂取のほうが問題になる国です。

こうして数値が公表れていること自体、世の中が成熟してきたんだなあと思います。

民放TVが、センセーショナルに不安のをあおる報道を続けているあたりは、情けない。

どっしり、いきましょう。だいじょうさあ。

もっとくわしく知りたい方は、厚生労働省のサイトへ。


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