5月後半の分娩予約制限を強調し過ぎて、産婦さんが遠慮されたのか、どうかわかりませんが、
実は、平成23年2月から5月前半の分娩予約には、まだ余裕があります。
仙台は、転勤の街です。
もし、仙台へ転入の予定の妊婦さんは、ぜひ、助産院での出産もご検討ください。
お待ちしております。
ゆっくりのお産でした。お部屋でじっとしていても、進まないので、
時折やってくる陣痛をのがしながら、
助産院のまわりを産婦さんと助産師2人が散歩に出かけました。
「とも子さん、オニ!」と言いたげでしたが、ママは、がんばりました。
道端に、どんぐりや、栗の実が、沢山落ちていました。
助産院で待っている助産師が、窓から、3人の様子を眺めなから、写真に撮ってくれました。
ゆっくり1時間の散歩から帰ると、陣痛もちょうどよくなり、遠くへ出張中だったパパが駆け付けたとこころで、ちょうど、お産となりました。
3500gの元気でかわいい女の子が、生まれました。
長い、ながいお産でしたが、家族みんな、充実感いっぱいのいいお産でした。
助産師冥利に尽きます。
うまれてきてくれてありがとう。
しあわせにね。
当助産院では、来年の5月15日~6月20日までの予定日の方の分娩予約を、受けていません。
いま、ちょうどそのあたりの妊婦さんからお問い合わせが入っているところです。
「え~、何で~???」とがっかりされたり、「困ったな~」と言われたり、本当に申し訳なく、
前回、当助産院でお産したリピーターさんたちから、のお問い合わせには、なおさら辛い思いで、ほかの産院を紹介などしています。。
実に、わかりにくい話とは、思いますが・・・、
助産院を留守にするのは、たった3日なんです。ず~っと休むわけではありません。
5月26日~29日。福井に行きます。仙台から片道7時間かかります。
でも、その3日間にお産になる可能性のある予定日の方たちは、前後含み5週間の範囲なのです。
この5週間も外来や入院は、通常通り行います。
分娩制限期間(PDF)
旅館やホテルのように、宿泊日を決められたら、こんなことにはならないのだけど、なにしろお産は不確実。
陣痛がいつ始まるかなんて、誰にもわかりません。
「助産院で産みたい!」と、お問い合わせいただくたびに、心が揺れるし、申し訳なく思います。
仙台には、森のおひさま助産院もあるし、「無医村じゃないんだから休むと決めたら、休もう!」と自分に言い聞かせています。
いつの日か、夜勤もできる助産師スタッフが増えて、伊藤が数日いない日に、お産が重なっても平気になったら、分娩制限なんかしないで、「おめでとう!いつでもいらっしゃい。」と言えるようになると思います。24時間、365日、隙間なく待機するのは、とても大変なことなのです。ご理解ください。
でも現状では、赤ちゃんとママのためにも、無理しないのが、一番だなあと思っています。
6月20日以降予定のママたち(最終月経開始日9月14日以降の方々)、お待ちしています。
もりもり働きます!
とも子助産院、500人目に誕生した赤ちゃんは、5人兄弟の末っ子男の子でした。
まだまだいけそうな、若いカップルです。
500人目を狙っていたママは、沢山いたのですが、ニアピン賞に、悔しがっておりました、
記念品は、恒例の家族アルバム。元気に育つのだそ。
隣の田んぼで、白鳥の声が聞こえます。
北帰行が始まりそうです。
春もまじかですね。
助産院のスタッフたちがが、木工所にオーダーして、オリジナルの分娩イスを作ってくれました。
陣痛を逃すとき、「トイレの便座が一番楽なの・・・」とトイレにおこもりする産婦さんが、よくいます。
当助産院のフリースタイル出産では、赤ちゃんを産みだす瞬間は、お布団で横向き・よつばい・しゃがみ姿勢・あおむけ・立った姿勢・・の順で産婦さんに選ばれています。
10数年前に、イギリスでプラスチック製の分娩イスを見たことがあり、「それが、ほしいほしいと・・。」と、つぶやき続けていたら、スタッフたちが、知恵とお金と時間を出しあって、重厚なイスを作ってプレゼントしてくれました。これなら、産婦さんたちが、100万馬力で踏ん張ってもビクともしなさそう・・。
実際のお産の時は、滅菌の吸水シートを敷いて使うことになると思います。
まだ赤ちゃんが生まれるのに間があるときなら、イスの上に座布団を重ねて座るのもいい気持ち。腰に痛みを感じる産婦さんを、さすってあげるのに、ちょうどよさそうです。
変わるがわる、座ってみては、「ああ、落ち着く・・。」「出そう。」「力入るね~。」と感想を述べ合う助産師たち。
みんなでラベンダー入りのオーガニックのミツロウワックスを塗りこみました。
ツヤツヤしっとりしています。
さあ、使用第1号になる産婦さんは、誰でしょうか・・?
お待ちしていま~す。