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無料の助産師外来開始

本日6月13日より、宮城県の助産院でのケアが被災者は無料でできるようになりました。

津波が来たり、家が壊れたりしなくても、震災によって困ったことがあった方は対象になります。罹災証明書の提示は、不要です。
助産師に相談に行きたくても来れなくなったママが沢山おられるはずです。

善意による支援物資の粉ミルクでしたが、母乳の出ているお母さんにも届けられてしまったことや、いろんなストレスが重なり、母乳育児率が相当下がっている感触もあります。

病院も被災していることから、産後の入院日数も少なくなり、育児に不安を抱えたまま退院されているかたも多いと聞きます。

きっと病院スタッフも、後ろ髪惹かれる思いで心配しつつ退院許可を出していることでしょう。

普段とは違う困難ににみまわれている家族が沢山おられます。

こんな時こそ、地域の助産師の出番です。

そんなママ達のために、宮城県助産師会が義援金をもとに始めた事業です。
来年の5月15日まで行われる予定です。
家庭訪問や産後入院無料の事業も同時に開始です。
母乳マッサージだけでなく、育児相談など助産師のケアならOKです。
今月中にはチラシもできると思います。でき次第掲載します。

ご利用の際は、通常通り電話で予約を下さい。必ず母子手帳をお持ち下さい。

ご自身が対象になるかは、その時ご相談ください。

震災後やっと3カ月。ここまで、みんな本当にしんどかったですね。これから少しずつ楽になっていけるといいなあと思います。


妊婦ゴスペル隊 発表会

高森の ステージレストラン かりよん で妊婦ゴスペル隊の発表会をしました。

当初予定していた青年文化センターが被災し使えなくなり、一時は中止も話し合われましたが、すてきな会場とであえて、無事に今日の日を迎えました。

男の子たちのピアノがカッコよかったです。

オープンテラスで、初夏のさわやかな風の中、おいしいランチもいただきました。 

今朝の深夜1時にも緊急地震速報に叩き起こされ、心配だなあとおもっていたところ、

発表会後の食事中にもドスン!と地震があって、ドキッ!!!

でも、地震慣れした仙台市民は誰も立ちもせず、うまうまとランチをいただいていました。(^_^;)さすがです・・。

今年の発表会では、もと妊婦ちゃんばかりで、本物の妊婦さんはいませんでした。

指導してくださる先生方や、ママに付き合ってくれるこどもたち、家族の応援にみまもられ、メンバー交代の激しいこのサークルもなんと10年目。

よく続いたものです。これからも、楽しくやっていきましょうね。


ツバメのヒナがかえりました

今年も助産院の玄関で、ツバメのヒナがかえりました。

黄色の大きな口をあけて、かわいく餌をねだっています。

 おとうさんツバメも、おかあさんツバメも大忙しで飛び回っています。

今日も、余震が多いですね。

無事に巣立ちますように。

カエルの合唱も、いっそう賑やかになってきました。

明日は、わたしたちの妊婦ゴスペル隊も、高森かりよんで、発表会です。


妊婦体つくり会 はじめます

めざせ安産!「妊婦体づくりの会  」を始めます。

助産師でカイロプラクターの山口之雪がインストラクターをつとめます。

妊娠初期からできる骨盤をととのえる体操を伝授。

安産は、一日にしてならず!
つるん、ポン!と産むための体つくりを始めましょう。

木曜午前に、ながいことヨガクラスを開催していましたが、働く妊婦さんは参加できないことが多いので、このクラスは日曜の午後に設定してみました。


  
14時~15時 安産のための骨盤体操

15時~15時半 貧血予防食 試食会
  
対象:おもに、妊娠20週までの妊婦さんとその家族
参加費 : 1500円/人
とも子助産院で出産予定の妊婦さんとご家族は、初回は無料です。

他院で出産予定の方や、2回目以降の参加は有料。

開催予定

6月19日(日) 14時~15時半 会場 野村コミュニティーセンター
7月31日(日) 14時~15時半 会場 未定
8月21日(日) 14時~15時半 会場 未定 
 申込み先:とも子助産院
TEL: 022-772-5960
tomo@tomo-j.jp  


福井旅行記:日本助産師学会 

 5月6月の分娩予約を制限し、たっぷり休みをとって、福井まで行ってまいりました。震災により仙台空港が使えず、陸路7時間の長旅となりました。夫はだまって運転手役を引き受けてくれました。地震が怖くて留守番したくないというので母まで連れていってきました。

 会場となった三国は、14年前にタンカー座礁による重油汚染事故があったところです。厳寒の日本海の海岸で全国のボランティアが、オタマで黒いドロドロの重油をすくっている映像をテレビでみた方も多いかと思います。今はすっかり美しい海を取り戻し、おいしい海の幸をたっぷりいただいきました。今回の東日本大震災で、私たちも全国からの支援に支えられ、自らもボランティアとして出動しています。この三国の美しい海をみて、復興後の宮城の地に思いをはせました。
 5月26日、助産所部会集会に伊藤朋子・早坂ひかり・山口之雪の3人が参加しました。「思ったより元気そうね。」「大変だったでしょう。」と沢山の仲間たちよりお声掛けいただき、嬉しかったです。

ボスター展示では、多賀城市での元気市の様子など震災時の各支部の活動の様子も紹介されていました。

当助産院の佐藤由美子助産師やナーシング助産院の笠松さん、高津助産師などの写真も、発見。

私たちも支援へのお礼のポスターを作成し、掲示いただきました。
翌27日総会では福島の塩野支部長が「うちの会員やお母さん方が、全国に避難して皆さまのところでお世話になっていると思います。どうかどうかよろしく。」とあいさつなさって、涙が出そうでした。

 助産師学会では、とも子助産院より「当助産院おける分娩状況と臍帯血液ガス値分析の関連性の検討」について発表させていただきました。

その他、興味深い発表として、福井大学医学部看護学科の瀬戸知恵さんらによる「分娩時外陰部消毒のあり方の検討―わが国の実態および水道水を使用した方法を実践している日英5施設の現状」の発表がありました。10数年来、分娩前に消毒をしないか水道水のみを使用していて問題がなかったという調査報告です。消毒剤の使用見直しについてリーフレットを作成し全国の産科施設に配布予定との積極的な計画もあるようでした。
帰仙したとたんに余震つづきで、現実に引き戻されましたが、福井での数日間は、地震のない夜を過ごせ安眠できて、とても幸せでした。

助産院の留守を守ってくれたスタッフ達に感謝します。


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