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分娩イス

助産院のスタッフたちがが、木工所にオーダーして、オリジナルの分娩イスを作ってくれました。
陣痛を逃すとき、「トイレの便座が一番楽なの・・・」とトイレにおこもりする産婦さんが、よくいます。

当助産院のフリースタイル出産では、赤ちゃんを産みだす瞬間は、お布団で横向き・よつばい・しゃがみ姿勢・あおむけ・立った姿勢・・の順で産婦さんに選ばれています。
10数年前に、イギリスでプラスチック製の分娩イスを見たことがあり、「それが、ほしいほしいと・・。」と、つぶやき続けていたら、スタッフたちが、知恵とお金と時間を出しあって、重厚なイスを作ってプレゼントしてくれました。これなら、産婦さんたちが、100万馬力で踏ん張ってもビクともしなさそう・・。
実際のお産の時は、滅菌の吸水シートを敷いて使うことになると思います。
まだ赤ちゃんが生まれるのに間があるときなら、イスの上に座布団を重ねて座るのもいい気持ち。腰に痛みを感じる産婦さんを、さすってあげるのに、ちょうどよさそうです。
変わるがわる、座ってみては、「ああ、落ち着く・・。」「出そう。」「力入るね~。」と感想を述べ合う助産師たち。
みんなでラベンダー入りのオーガニックのミツロウワックスを塗りこみました。
ツヤツヤしっとりしています。
さあ、使用第1号になる産婦さんは、誰でしょうか・・?
お待ちしていま~す。


初産婦さんの里帰り出産

ピンポ~ン!
 「ちょっと聞きたいんですけど・・。」
ちょっと、うれしそうな、奥様のお顔がアップで、玄関にモニターに。
 「妊婦さんですか?」とうかがうと、
 「あら~!いやだわ~、妊婦は、娘です~。『こっちに帰ってきてお産したいから、予約しておいて。』っていわれたんだけど、どこの婦人科もお産してないっていうし、お宅はどうですか?」
 こんな初産婦さんの里帰り出産の相談が、最近、多くなりました。
予約なく直接来院、しかも、ご本人ではなく、プレ婆・プレ爺たちが、イソイソと事前調査・・・(笑)
 初孫ちゃんを、迎える喜びに満ちて、張り切る先輩お母さんたち。嬉しすぎて5センチくらい、足が地面から浮いているようにも見えます。
 そして、びっくり!産めるところが、本当に少ないっていうこの事実。

(今年、とも子助産院にやってきた燕ご夫妻。)
 申し訳ないのですが、当助産院は、おもに2人目以降のお産をしていて、初産は来年の1月分から予約を取り始めたばかり・・・。しかも初期から当助産院に通院できる方のみ限定。
 そんなわけで、初産の里帰りは、受け付けていないのです。ごめんなさい。
 里帰り出産。日本の古き良き習慣だと思います。
実家に帰って、のんびりゆっくり甘えながら、慣れない育児のスタートを切る・・・。実家の両親は、初孫の誕生を一緒に楽しみ、しばし若き日の自分にタイムスリップ、そしてちょっぴり若返る。娘は親になって知る親のありがたさをかみしめ、またひとつ大人になる。
 ところが、分娩予約がなかなかとれない!
 仙台に、里帰りを予定している、初産婦さん、早めに医療機関の予約をどうぞ。
以下のサイトが参考になります。
 
 仙台市の分娩取扱施設
仙台市で分娩できる施設は、ここに掲載されている19施設のみです。
 初産婦さん、サークルやいろんなクラス・母乳ケアは、助産院でお産予定でなくても参加できます。
どうそ、おいで下さい。そして、2人目を授かったら、また、助産院を思い出して下さいな。
 「初めてのお産・育児は、親の近くでしたいけど、両親とも現役仕事人で、お世話してもらえそうにないんです・・・。」
 そんな方には、助産院への産後入院がおススメです。
病院退院後、助産院でのんびり過ごす・・・。ニュー爺も、ニュー婆も、仕事帰りに毎日、孫ちゃん抱っこし放題。「産後、何を食べさせたら、いいの・・?沐浴は腰が痛いし・・・。私は、ミルクで育てたけど、母乳ってどうやるの?」なんて、心配も無用です。
 仙台には、産後ケア専門の、 こんの助産院 があります。ぜひ、アクセスを。
 産後の元気さは、個人差が大きいです。
海外では、日本のように長い入院をするところは、ほとんどないと聞きます。
元気な産婦さんが、「夫と2人でなんとか、がんばる!」というのも、大いに結構。
仙台市には、 育児ヘルプサービス もあり、そんな家族に好評です。

(見事、立派に6羽を育てあげ、巣立たせ、旅立っていきました。)
 皆様のご安産をお祈りします。そして、安らかな母乳育児のスタートを。
 
 
 


お産リハーサルクラス

 
陣痛には、必ず休憩時間がある。気分を変えて、さあ「ピース!」

リアルお産劇が売り物の、お産リハーサルクラス。
産婦役は、とも子助産院副院長の中村助産師、
パパ役が、原田助産師。
助産師役は、森のおひさま助産院院長 小野由起子助産師
伊藤は、間接介助係をしました。

ハイ、赤ちゃんの頭が出てきました。もうすぐ会えますよ!

おめでとう!がんばったね~。
赤ちゃんを胸に抱いて、産婦さんも助産師もギャラリーもにっこり。
「仰向けで産むと、足元で何してるか、わかんないし、
やっぱり、起きて産んだほうが、自分で産んでるって感じがするねえ。」
と、いまさらながら、産婦役の中村が語っていました。
今回は、帝王切開のときの、母乳や産後の過ごし方も話題になりました。
自然出産でないバーションも、少しは想定しておかないとね。
とにかく、ママと赤ちゃんが元気にお産を終えることが、大前提です。
お産のイメージ作りに役立ってくれるといいなあと思います。
次会は、6月10日の予定です。


お産準備クラス 

初の試みで、お産準備クラスというのを開催しました。
前のめりで、お産劇にみいる参加者たち・・・。
フリースタイル出産って、どういうものか、知ってもらおうと、
伊藤が産婦役になりお産劇をしました。
第1子は、よつばい産。
第2子は、側臥位(横向き)産
第3子は、仰臥位(仰向け)産 
と、出産経験のない伊藤が、のりのりで3人も産んじゃいました。
ウチワで扇いでもらい、ストローでお水を飲ませてもらい、
夫に小言をいい、「もうだめ、痛い、痛い」と弱音をはきつつ、
うそっこの胎児心音を聞きながら、う~ンといきんで、おぎゃあ・おぎゃあ!
原田助産師と、産婦役の伊藤助産師
忘年会の芸出しでは、ないので、妊婦さんの役に立つよう真剣にやらなくては!
と思うものの、ついついふざけてしまう一面も・・・。
まねっことはいえ、矢島助産院特製のリアルパンツをはき、
本物の分娩器械を持ち出し、汗だくで、熱演。
 お産介助担当は、小野由起子助産師
 ベビー係担当、近藤助産師
 産婦さんが赤ちゃんを抱きあげる
 産婦さんが臍の緒を切る
 裸の赤ちゃんを胸に抱いたまま、胎盤が出たあと、産道の検査。赤ちゃんは、おっぱいを目指してはってくる。後陣痛がギュウっとくる。最高に幸せな気持ち。
足元で、カチャカチャ音を立てている、器械だって、見て触れて正体が分かれば、怖さも半減。
妊婦さん皆で、お産に使う膣鏡や検査の機械も手にとって触ってみました。
「へー、こうなってるんだ~。」と興味しんしんの様子。
好評に気をよくし、また近いうちにやってみようかと思います。
ああ、面白かった。自己満足。


東北外来小児科研究会

盛岡で開催の東北外来小児科学研究会に、参加し、たかだこども医院での育児支援室の活動について発表してきました。
仙台・盛岡間は、新幹線で44分・・・でも、泉区から離れると助産院が気になって、ハラハラしてしまい、早々に帰ってきました。近くて遠い。よく晴れてさわやかで、新幹線を降り、空が高いなあと思いました。
以下感想。
『子どもたちをタバコからまもる ー小児科でできる禁煙支援ー』
こどものタバコ被害が副流煙問題だけでなく、こども自身のニコチン依存症事態が深刻な問題なのだと知りました。タバコをやめたいのに、やめられなくなっている子供が少なからずいるとこうこと。
とも子助産院では、喫煙妊婦さんの分娩は引き受けないことにしています。また、敷地内禁煙です。しかし、駐車場にタバコの吸殻がよく落ちているし、タバコ臭ぷんぷんの面会者も多い。
タバコを吸う姿を見せないことが、こどもへの何よりの禁煙支援。
リアルおままごとで、パパやママの真似をしたくなっても当然。
はじめの1本が幼稚園のとき・・・というこどもが多いのには、納得。
バルコニーや換気扇の下で吸っても、家族への害は減らないのだそうです。毒ガスは周囲7mを汚染する。低いところで寝かせられている赤ちゃんには、一層害が及ぶ。
タバコはやめるのが大変。でも吸い始めないことは、簡単。
ニコチンパッチは、こどもの禁煙にも有効。
やめたいときは、やめ時。きれいな空気で健康になりましょう。
禁煙マラソン 
子供向けのプログラムも用意されています。
『 絵本の世界からのメッセージ 』
テレビを消して、絵本をひらいてみたくなりました。


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