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ベビータッチング教室

 野村コミュニティーセンターが、施設側の都合により急遽使えなくなり、ベビータッチングクラスも、助産院での開催になりました。

狭いところに、11組がギュウギュウ。原田助産師とママたちの楽しそうな歌声が聞こえて、助産院会場でも、やればできるなあと思いました。

駐車場がいっぱいで、お向かいの卓球センターにもお願いして置かせていただきました。ありがとうございました。卓球センターの社長には、いつもお世話なり感謝です。いい人だ。

いつも、ベビータッチングのときは、高橋助産師の娘ちゃんがモデル赤ちゃんをつとめてくれていたのですが、今日のモデルはお人形さん。高橋娘ちゃんも成長して、保育園に入所。いつまでも赤ちゃんではいられないものね。この短い赤ちゃん時代を、ママもいっぱい味わって、たのしんでくださいね。


訃報:松木キネ先生ご逝去

 仙台助産師会の会長を長くおつとめされた松木キネ先生のご葬儀に参列してきました。7月17日に永眠され、享年98歳だったそうです。

 私も開業前に、数度、自宅出産に同行させていただき、いろいろの教えを受けました。大正生まれの現役産婆さんでした。どんなときも、静かにお茶のお手前のように、うつくしい所作でお産の介助をされる方でした。今では、骨盤位(逆子:さかご: 頭を上にしてお母さんのお腹に入っている赤ちゃん)は、帝王切開が通常となりつつありますが、当時の産婆は、逆子の介助ができるのは当然で、キネ先生は逆子をなおす外回転術も得意でおられました。この技の伝承が途絶えるのは、とても悲しいと思い、取材させていただいたこともありました。(日本助産師会の機関紙上で発表させていただきました。)いまでは、お医者さんでもできる方が少なくなった技術です。
 私の助産師仲間にも、松木先生にわが子を自宅で取り上げていただいた者が何人もおります。6600人以上の赤ちゃんを取り上げ、戦中戦後の混乱のなかから、女性たちをすっと支え続けてきたかたです。仙台空襲の日のお産の話や、「外国の方は、おおきな赤ちゃんをお産みになるのよ。このまえの方は、5100g!」と、かわいらしい余裕の笑顔でにっこり。マンションのリビングにビニールプールを入れての水中出産も見せていただきました。
 当時のたたきあげの産婆さんたちと、看護師免許に+助産師教育たった1年という、現代の助産師たちとは、全く迫力が違います。
 
 腰の曲がった小さな人でしたが、10年以上前から携帯電話を使いこなし、誰よりも歩くスピードは速く、そして盆踊り大会のアイドルでした。毎年の母性衛生学会の最後には、いつもすっくと挙手され、「おかげさまにて助産師を70余年させていただいております。先生方には、いつもお世話になっております。この場でお礼を申し上げます。」と深々り頭を下げる。えらいお医者さんがいっぱいおいでになっていて、手をあげることもおじけずいてしまうような場なのですが、伝えなくてはいけないことは、ちゃんと伝える・・その姿にも毎年感動していました。
 ある時、取り上げたお子さんが病気で亡くなってしまたことがありました。お焼香に同席させていただいたとき、キネ先生は、持参したお経を読み、ご家族の悲しみに寄り添っておられました。
 他人に尽くした人生でした。その分、自分やご家族に厳しい方だったことは推察されます。
 「お産に向かうタクシーの運転手さんが、『俺も松木さんって産婆さんに取り上げてもらったんだ』というのよ~」とうれしそうにお話していたのは、昨日のようです。キネ先生の思い出は、いくらでも尽きることなく湧いてきます。
 キネ先生、先生の域には到底及びませんが、自然なお産と産婆の心を伝えていきたいと思います。お空で上で見守っていてくださいね。
 ご冥福をお祈りします。


ナースアウトのチラシが届きました

仙台七夕の初日と重なっています。
沢山の参加があるといいですね。
ナースアウトin仙台の実行委員会ホームページは、ことら。
チラシは、こちらから。


東北外来小児科研究会で発表しました

東北外来小児科研究会というのに、「小児科クリニックと開業助産師とのコラボレーション パートⅡ」として、利府のたかだこども医院で開催させていただいている、出張「妊婦さんのための母乳準備教室」の取り組みを紹介させていただきました。クラスのアンケートに協力してくださったお母さん方、ありがとうございました。母乳準備教室に参加してくださったママのほとんどが、母乳育児に成功しておられたことが、わかってうれしかったです。

昨年の新型インフルエンザ関連の発表が沢山あり、小児科の先生方はいかに大変だったのか、よくわかりました。


おみまい10分ルール

 お見舞い10分ルールをご存知ですか?
とは言え、ルールを決めたのは、何を隠そうこの私ですけど。(^O^)/
 とも子助産院では、一緒にお住いでない方の面会は、原則禁止しています。
なぜなら、生まれたての赤ちゃんは、しょっちゅう授乳が必要なのに、
面会者が長時間いると、ママ達は、オッパイをあげたくても、タイミングをのがしてしまうことがあるからです。
 ママは夜中も授乳で眠れていません。赤ちゃんは夜行性。お昼寝が、とても大事です。
けれども、お友達が沢山来てくれると、ついつい楽しくなって話込んでしまいます。
せっかく来てくれた遠くの親戚にも、ママの口から「早く帰って。」なんてとても言えません。
 今は元気でイケイケな感じに見えても、産後はランナーズハイと一緒です。体はとても疲れているのに、心はとてもハイテンション。翌日、ど~っと疲れがきてしまう。
そんなママたちを見ていて、入院中くらいは、ゆっくり寝せてあげたいなあと思うのです。
 夏というのに、インフルエンザ再燃の話もちらほら聞かれます。
家族の持っている菌は、赤ちゃんがこれから一緒に暮らす菌ですし、お母さんからすでに抗体をもらっているはずなので、それほど神経質にならなくてもいいと思います。
 でも、一緒に暮らしていない人の持っている菌では、そうは行きません。赤ちゃんはとても、感染症に弱いのです。 
面会は、感染症のリスクを高めます。
 助産師に、顔を見せに遊びに来てくれるのと、助産院見学は、いつでも歓迎。(事前に電話かメールをくださいな。)
でも、赤ちゃんへの面会においでになるときは、10分ルール、思いだしてください。
 産後のママと赤ちゃんに、睡眠時間の休息のプレゼントを。
ご協力お願いします。


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